研究助成実績
1989年に初年度の研究助成を行って以来、累計400件以上の研究助成を通じて、科学技術の発展に寄与しています。
令和5年度 助成一覧
令和5年度 研究助成
【第1課題】光科学の未知領域の研究―とくに光の本質について―
(敬称略)
名前 | 所属 | 研究テーマ |
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石川 智浩 | 名古屋大学大学院 理学研究科 | 宇宙のインフレーションを起源とする原始重力波の直接観測に向けた光ばね量子ロッキング技術の開発 |
榎波 康文 | 長崎大学 工学部 | 量子コンピュータのための4K極低温100GHz超高速ポリマ光変調器の開発 |
太田 雅人 | 自然科学研究機構 核融合科学研究所 | 高エネルギー電子ビームが形成する相対論的電磁場分布の超高速計測 |
小島 一信 | 大阪大学大学院 工学研究科 | 半導体におけるアンチストークス発光の増強 |
佐藤 駿丞 | 筑波大学 計算科学研究センター | 光駆動非平衡定常状態を利用した物性制御理論の構築 |
ZHOU XUGUANG | 東京大学 物性研究所 | 量子カスケードレーザーを用いた世界最高の1000テスラ級磁場下テラヘルツ分光 |
西田 純 | 分子科学研究所 | 超高速赤外ナノイメージングによる励起子・キャリアの局所ダイナミクス |
道根 百合奈 | 電気通信大学 レーザー新世代研究センター | 音波、エントロピー波を独立して制御する新しい気体オプティクスの開発 |
本山 央人 | 東京大学 先端科学技術研究センター | リング照明型ナノ集光システムを駆使したEUV非線形信号の高感度計測 |
横田 泰之 | 理化学研究所 開拓研究本部 | スーパーコンティニューム光を用いた溶液中ギャップモードプラズモンの評価及び制御技術の開拓 |
王 利 | 理化学研究所 光量子工学研究センター | 次世代超高速・大容量無線通信に向けた室温動作テラヘルツ量子カスケードレーザーの研究 |
【第2課題】光科学技術による生命科学分野の先端研究
(敬称略)
名前 | 所属 | 研究テーマ |
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上田(石原) 奈津実 | 東邦大学 理学部 | 短期記憶から長期記憶への記憶固定化を操作する光科学技術の開発 |
市村 垂生 | 大阪大学 先導的学際研究機構 | 多階層・多変量イメージング技術の開発と胚・組織観察への応用 |
榎木 亮介 | 自然科学研究機構 生命創成探究センター/生理学研究所 | オルガネラ光計測による概日カルシウムリズムの制御機構の解明 |
大久保 洋平 | 順天堂大学 医学部 | In vivo 1分子イメージング法の開発 |
小坂田 拓哉 | ニューヨーク大学 医学部 | 光科学技術 によってペプチド分泌を可視化するセンサーを用いた摂食行動下の神経ペプチドの機能解明 |
神谷 真子 | 東京工業大学 生命理工学院 | 生体内構造の特異的多重イメージングを実現するラマンプローブの開発 |
今野 雅恵 | 東京大学 物性研究所 | All-optical植物電気生理学による膜電位を介した環境応答機構の解明 |
酒井 誠一郎 | 東京医科歯科大学 難治疾患研究所 | 全脳光計測・光操作システムを用いた脳神経回路修復メカニズムの解析 |
高橋 直矢 | ボルドー大学 | 光で捉える-触知覚を制御するトップダウン入力と神経調節入力 |
福田 昌弘 | 東京大学大学院 総合文化研究科 | 立体構造から迫る光駆動型イオンチャネルのイオン選択機構の解明および構造情報に基づいた新規光遺伝学ツールの創出 |
堀 由起子 | 東京大学大学院 薬学系研究科 | 光によるシヌクレイノパチー治療を志向したα-syn光酸素化効果の解析 |
三枝 理博 | 金沢大学 医薬保健研究域 医学系 | 光科学技術を活用した中枢体内時計の光同調メカニズムの解析 |
山口 隆司 | ニューヨーク大学 神経科学研究所 | 多点同時記録による社会的敗北ストレス回路の可視化 |
山本 直樹 | (公財)東京都医学総合研究所 | 蛍光蛋白質を利用した新しいウイルス感染細胞検出法の確立 |
湯浅 英哉 | 東京工業大学 生命理工学院 | ラジカル非反応性増感剤の開発と光ノックダウンヘの応用 |
令和4年度 研究助成(継続)
【第1課題】光科学の未知領域の研究―とくに光の本質について―
(敬称略)
名前 | 所属 | 研究テーマ |
---|---|---|
アマニ レザ | 東京大学大学院 理学系研究科 | リングレーザー発振器を用いたデュアルコム分光法計測装置の開発 |
奥野 将成 | 東京大学大学院 総合文化研究科 | ハイパーラマン分光法による液体中のポラリトンの検出 |
後藤 秀樹 | 広島大学 ナノデバイス研究所 | 光子の統計性制御によるオンデマンド量子光源の研究 |
角南 槙一 | オックスフォード大学 物理学科 | 光の2次元動的相転移の冷却原子系における量子シミュレーション |
高瀬 寛 | 東京大学大学院 工学系研究科 | 実用光量子情報処理のための可干渉分岐操作 |
坪井 泰之 | 大阪公立大学大学院 理学研究科 | 光増強応用を目指したミートロニクス(Mie-Tronics)の開拓 |
時田 茂樹 | 京都大学 化学研究所 | 小型コヒーレントX線源の実現を目指した高強度中赤外レーザーの開発 |
難波 愼一 | 広島大学大学院 先進理工系科学研究科 | 超高密度完全電離多価イオン源を用いた輻射再結合型波長可変X線 レーザー発振への挑戦 |
畠山 温 | 東京農工大学大学院 工学研究院 | 逆Bethの実験 ~複屈折媒質の回転が円偏光に与える影響の検証~ |
不破 麻里亜 | 学習院大学 理学部 | 精密量子計測に向けた低温環境での光アライメント技術の開発 |
柳澤 啓史 | 静岡大学 電子工学研究所 | 超高速光スイッチの1分子集積化 |
【第2課題】光科学技術による生命科学分野の先端研究
(敬称略)
名前 | 所属 | 研究テーマ |
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大川 宜昭 | 獨協医科大学 先端医科学統合研究施設先端医科学研究センター | 大脳皮質広域光操作によって解き明かす睡眠による記憶定着の神経基盤 |
太田 茜 | 甲南大学 理工学部 | オプトジェネティクスを用いた脳腸連関の可視化とリモートコントロール |
加藤 遼 | 徳島大学 ポストLEDフォトニクス研究所 | 細胞内の分子動態を可視化するビデオレート超解像赤外顕微鏡の開発 |
北西 卓磨 | 東京大学大学院 総合文化研究科 | 多点光刺激による脳情報の網羅的追跡法の開発と応用 |
後藤 明弘 | 京都大学大学院 医学系研究科 | 光による記憶固定化の記憶ダイナミクスの解析 |
齋藤 卓 | 愛媛大学大学院 医学系研究科 | 多層化ライトシート顕微鏡の開発による個体レベルの4次元免疫動態解明 |
田村 啓太 | ケンブリッジ大学 | 見える一分かる:光で知覚と認識を分解する霊長類認知回路生理学の確立 |
常松 友美 | 北海道大学大学院 理学研究院 | 睡眠覚醒における脳内エネルギー源動態の光計測 |
平 理一郎 | 東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 | 2光子時空間相関法による領野間情報共有原理の解明 |
水関 健司 | 大阪公立大学大学院 医学研究科 | 大規模電気生理学と光遺伝学の融合によるマルチドーパミン機能の生成機構の解明 |
山口 哲志 | 大阪大学 産業科学研究所 | 細胞間相互作用を指標とした高速細胞光選別技術の開発 |
山下 高廣 | 京都大学大学院 理学研究科 | 繰り返し利用可能なGPCR型高感度光センサーの開発 |
これまでの研究助成件数・金額の推移
(件:万円)
年 | 研究助成 | |||
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応募 | 新規 | 継続 | 総額 | |
令和5年 | 97 | 26 | 23 | 4,950 |
令和4年 | 99 | 24 | 36 | 5,000 |
令和3年 | 132 | 36 | 31 | 5,000 |
令和2年 | 144 | 31 | 28 | 5,000 |
令和元年 | 125 | 28 | 34 | 5,000 |
平成30年 | 101 | 34 | 26 | 5,000 |
平成29年 | 113 | 26 | 29 | 5,000 |
平成28年 | 115 | 29 | 24 | 5,000 |
平成27年 | 111 | 25 | 30 | 4,998 |
平成26年 | 118 | 31 | 28 | 5,000 |
平成25年 | 122 | 28 | 29 | 4,960 |
平成24年 | 98 | 29 | 28 | 5,000 |
平成23年 | 72 | 28 | 15 | 5,000 |
平成22年 | 72 | 15 | 13 | 4,000 |
平成21年 | 38 | 13 | 20 | 4,010 |
平成20年 | 85 | 21 | 20 | 5,000 |
平成19年 | 69 | 20 | 14 | 5,005 |
平成18年 | 62 | 15 | 12 | 3,200 |
平成17年 | 41 | 12 | 10 | 3,070 |
平成16年 | 49 | 10 | 9 | 2,950 |
平成15年 | 34 | 10 | 10 | 2,950 |
平成14年 | 45 | 10 | 9 | 3,000 |
平成13年 | 36 | 10 | 6 | 3,000 |
平成12年 | 31 | 6 | 8 | 3,000 |
平成11年 | 31 | 8 | 6 | 3,000 |
平成10年 | 30 | 7 | 6 | 3,140 |
平成9年 | 16 | 7 | 8 | 2,600 |
平成8年 | 46 | 8 | 7 | 3,034 |
平成7年 | 31 | 10 | 3 | 2,995 |
平成6年 | 43 | 7 | 7 | 2,927 |
平成5年 | 34 | 7 | 6 | 3,100 |
平成4年 | 36 | 6 | 6 | 3,000 |
平成3年 | 44 | 6 | 6 | 2,900 |
平成2年 | 34 | 6 | 4 | 2,900 |
平成元年 | 13 | 4 | - | 2,654 |
計 | 2,367 | 593 | 551 | 136,343 |
報告講演会の開催について
研究助成の研究成果 報告講演会
目的 | 助成を行った研究について、その成果の報告講演会を開催しています。 |
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開催月 | 毎年3月初旬 |
開催地 | 静岡県浜松市 |